祖谷のかずら橋

祖谷のかずら橋

祖谷のかずら橋は、平家一族の哀話を秘める、祖谷の秘境に佇む素晴らしい観光スポットです。この吊り橋はシラクチカズラで作られ、重さは約6トン、長さは45メートル、幅2メートル、水面上からは14メートルも高くかかっています。かつては深山渓谷地帯で唯一の交通施設として利用されましたが、現在では観光名所として訪れる人々を魅了しています。
祖谷地域は、平国盛と安徳帝率いる平家一族が屋島の合戦に敗れ、逃れて土地に住み着いたと伝えられる場所で、中世以来の生活様式や風俗がそのまま残されています。祖谷のかずら橋は祖谷川にかかり、国の重要有形民俗文化財に指定されています。
この橋はシラクチカズラを厳寒な山野で採取し、編み連ねて作られており、渡る人々にスリリングな体験を提供します。かずら橋は日本三奇橋の1つとしても知られ、その由来には諸説があり、平家の落人が逃れるために作ったとか、弘法大師が困っている村人のために作ったという伝承があります。
このかずら橋は祖谷川の清流に映り、周囲の古木に支えられ、祖谷の自然と調和した美しい景観を生み出します。四季折々の美しさが楽しめ、春の藤、夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪景色、どの季節でも訪れる価値があります。祖谷のかずら橋は、日本の歴史と自然の美しさが見事に融合した場所で、多くの観光客を魅了し続けています。

基本情報

名称
祖谷のかずら橋 (いやのかずらばし)
所在地
〒778-0102 三好市西祖谷山村善徳162-2
アクセス
<車> 井川・池田IC → 国道32号(高知方面) → 県道45号 → 県道32号 → 市道 → かずら橋夢舞台 → 徒歩5分(全行程 約1時間)
<バス> JR大歩危駅 → 四国交通バス「かずら橋行き」または「久保行き」 → 「かずら橋」または「かずら橋夢舞台」バス停を下車 → 徒歩5分
駐車場
大型バス:14台
乗用車:300台
営業時間
4月~6月:8:00~18:00
7月〜8月:7:30~18:30
9月~3月:8:00~17:00
定休日
無休 ※雨天営業。ただし大雨警報発令などで臨時休業することがございます。
料金
<通常料金>
大 人(中学生以上):550円
小学生       :350円
幼 児       :無料
※PayPayでのお支払いに対応いたしました。

<団体割引>
大 人(中学生以上):500円
小学生       :320円
※20名以上(小学生含む)でまとめてお支払いが可能な団体様が対象となります。
※ご予約は不要です。併設の料金所にて直接、団体利用の旨をお伝えください。

<障がい者割引>
大 人(中学生以上):270円
小学生       :170円
※障がい者手帳・療育手帳をご提示ください。
※介護者1名も同等の割引を適用いたします。
連絡先
電話番号:0883-76-0877
FAX番号:0883-76-0877
公式サイト

マップ

詳細情報

◆ 国指定重要有形民俗文化財 ◆

平家一族の哀話を秘める、秘境“祖谷”にあるかずら橋。シラクチカズラ(重さ約6トン)で作られたもので、長さ45m・幅2m・水面上14m。 昔は深山渓谷地帯の唯一の交通施設であった。3年毎に架替えが行われる。

急峻な四国山地に抱かれた祖谷地域は、屋島の合戦に敗れ逃れた平国盛と安徳帝の一行が、平家再興を願い土着したと伝わる隠田集落であり、近代まで外部との交通が隔絶されていたために、中世以来の生活様式や独特の風俗が原形に近い状態で残されている。

この祖谷地域を流れる祖谷川に、国の重要有形民俗文化財に指定る祖谷のかずら橋が架かっている。 厳寒な冬の山野で採取したシラクチカズラを編み連ねて作られたこの橋は、橋床の隙間から谷底が見え、長さ45mの吊り橋の揺れと相まって渡る人に適度なスリルを味わわせる。

日本三奇橋にも数えられるかずら橋の由来には諸説あり、平家の落人が追手から逃れるために切り落とせるように作ったとする説や四国を巡行された弘法大師が困っている村人の為に作ったという説などが伝えられている。

両岸の古木に重みを託し、祖谷川の清流に影を映した悠然たるかずら橋の姿は、遠い昔の祖先の暮らしを想い抱かせるとともに、自然と調和した美しい景観を生み出し、その強烈な個性は多くの観光客の琴線を刺激し続けている。

◎祖谷のかずら橋ライトアップ
毎日19:00〜21:30の間かずら橋をライトアップします(渡橋はできません)
闇夜の中に照らされた「かずら橋」が幻想的です。

◎平家伝説の残る「琵琶の滝」がすぐそばです。
祖谷のかずら橋を渡ってすぐに左に50mくらい行くと、落差約40mの滝が現れます。