角川武蔵野ミュージアム

角川武蔵野ミュージアム

「角川武蔵野ミュージアム」は、埼玉県所沢市に位置する日本最大級のポップカルチャー発信拠点として知られる「ところざわサクラタウン」のランドマークです。美術、博物、図書といった多様なジャンルが一体となっているこの斬新なミュージアムは、2020年に開館。隈研吾氏による設計で、高さ30メートルの巨大な花崗岩で覆われた外観が訪れる人々を引きつけます。
館内は地上5階建てで、図書スペース、カフェ、ショップ、アートスペースなどがあります。特に注目を集めているのが、高さ約8メートル、360度本棚に囲まれた「本棚劇場」。KADOKAWAの刊行物をはじめ、多数の個人蔵書が展示され、定期的にプロジェクションマッピングも行われています。
このミュージアムの運営陣には、編集工学者の松岡正剛氏、博物学者の荒俣宏氏、芸術学・美術教育研究者の神野真吾氏、そして建築家の隈研吾氏が名を連ねています。これらの著名人が集まり、新しい形の文化施設を作り上げるために力を合わせています。
隣接する「武蔵野樹林パーク」も同時に楽しめ、チームラボの「どんくりの森の呼応する生命」などの展示も人気です。角川武蔵野ミュージアムは、老若男女が楽しめる知的空間として、多くの人々から注目を集めています。

基本情報

名称
角川武蔵野ミュージアム (かどかわむさしのみゅーじあむ)
所在地
〒359-0023  埼玉県所沢市東所沢和田3-31-3
アクセス
JR武蔵野線「東所沢」駅から徒歩約10分
駐車場
あり
営業時間
日〜木曜 10:00~18:00(最終入館 17:30)
金・土曜 10:00~21:00(最終入館 20:30)
定休日
毎月第1・第3・第5火曜日(祝日の場合は開館・翌日閉館)
料金
展示エリア(KCMスタンダードチケット1400円~ ※入場エリアごとに料金が異なります)
連絡先
電話番号:0570-017-396
FAX番号:0570-017-396
公式サイト

マップ

詳細情報

フロアガイド
▸1F
<源義庭園>
本庭園は、源義が愛した泰山木を中心に、秋の七草やしだれ桜を「そら植物園」の西畠清順氏がデザインし、かつての「青柿山房」を再現させた。マンガ・ラノベ図書館のチケットで庭園に出られる(荒天時は閉鎖)。
<グランドギャラリー>
自然、科学、芸術、博物、服飾、環境、社会など、物語を持つすべてのものを展示対象とし、大胆な構成でユニークなメッセージを伝える実験的な展示企画を展開する、約1,000㎡の空間。サイエンスはアーティスティックに、博物はファッショナブルに、アートは物語とともに、そして過去は未来とともに。何かと何かが交わり合うところに「新たな発見」を見出す。
<マンガ・ラノベ図書館>
KADOKAWAが発信する「ラノベ・マンガ」の世界観を、読者と共有し発展させる空間。KADOKAWAグループのほぼすべてのライトノベルが揃い、また様々な出版社のライトノベル等も収蔵され、日本で一番ラノベが読める図書館となっている。ラノベやマンガの分類ジャンルの開発など多彩なアプローチでラノベ・マンガの魅力を発信する。KADOKAWAの児童書も配架されており、全部で約3.5万冊の書籍を所蔵。

▸2F
<ロックミュージアムショップ>
角川武蔵野ミュージアムならではのオリジナルグッズや普段使いしたい可愛いアイテム、武蔵野で造られる様々な工芸品などを豊富にラインナップ。個性的な館の形状を活かしたグッズも置いている。
<KadoCafe(カドカフェ)/カフェ>
所沢名産のさつまいもを使用したオリジナルスウィーツなど、オリジナルの商品がいっぱい。

▸3F
<EJアニメミュージアム>
EJとは『Entertainment Japan』の意で、日本が世界に誇るアニメを文化として捉え、独自の切り口で紹介するミュージアム。原作やスタジオ、キャスト、スタッフなど多くの創造性のもとに制作され、書籍や映画、ゲーム、グッズなど幅広い展開を見せるアニメを、作品を取り巻くエンターテインメント全体と共に紹介。

▸4F
<エディットタウンブックストリート>
本の息づかいや賑わいが感じられる" 街"のような図書空間。松岡正剛館長の監修により世界を読み解くための「9つの文脈」にそって約2.5万冊の本が並ぶ。既存の図書館にはない、まったく新しい先進的な選書のモデルになっている。
<荒俣ワンダー秘宝館>
「想像力」や「アニマ」の見せ方にこだわった荒俣 宏氏監修の驚異の部屋。あらゆる「驚き」に充ち満ち溢れ、生命の誕生から機械仕かけのゾートロープまで、ウンダーカンマーの凝縮からアカデミックの極致まで、体験を重視した多種多様な展示がある。
<本棚劇場>
高さ約8メートルの巨大本棚にかこまれた空間。KADOKAWA刊行物と、角川源義文庫、山本健吉文庫、竹内理三文庫、外間守善文庫の個人蔵書が一堂に並ぶ。また、本棚劇場では定期的に「本と遊び、本と交わる」をコンセプトとしたプロジェクションマッピングを上映する。

▸5F
<武蔵野ギャラリー>
埼玉・千葉・東京にまたがり、今や1,000万人が暮らす武蔵野地域の魅力を掘り起こし発信する、探究と交流の空間。
<SACULA DINER(サクラダイナー)/レストラン>
武蔵野の魅力を発信。地産地消のオリジナルアイデア料理レストラン。