草津温泉

草津温泉

草津温泉は日本群馬県に位置する、日本を代表する温泉地の一つです。特に注目されるのが「湯畑」で、ここでは木製の樋から流れるブルーグリーンの温泉水が、幻想的な景色を作り出します。湯畑の周辺は硫黄の香りが漂い、温泉の豊富な湧出量とその効能を肌で感じることができます。
この地で行われる「湯もみ」は見逃せません。高温の温泉水を手でかき混ぜ、適温にするこの伝統的な技法は観光の一大名物です。特に、「時間湯」と呼ばれる独特の入浴法があり、湯もみで調整したお湯に一斉に3分間だけ浸かります。これにより温泉の効果を最大限に引き出すと言われています。
草津温泉は歴史も深く、日本武尊や源頼朝などの歴史上の人物が訪れたとされています。江戸時代には文人や歌人も愛し、多くの人々が湯治や観光で訪れました。近年では、展望デッキから湯畑を眺めることができ、夕方以降はライトアップもされて非常に美しいです。
その泉質は高温で強酸性、多様な源泉があり、皮膚病や神経痛、リウマチなどに効果があるとされています。宿泊施設も豊富で、多くの旅館が独自の源泉を持つため、複数のお風呂を楽しむことができます。
観光、湯治、歴史、文化、全てが詰まった草津温泉は、一度訪れたらその魅力に取り込まれること間違いなしです。

基本情報

名称
草津温泉 (くさつ おんせん)
所在地
〒377-1711  群馬県吾妻郡草津町大字草津
アクセス
JR吾妻線「長野原草津口駅」からJRバス「草津温泉行」で約25分、「草津温泉バスターミナル」下車徒歩約5分
JR「軽井沢」駅からバスで約1時間20分、「草津温泉バスターミナル」下車徒歩約5分
駐車場
周辺のコインパーキング等をご利用ください。
営業時間
8:30~18:00(イベント等により変更あり。お問合せください。)
連絡先
電話番号:0279-88-0800 草津温泉観光協会
FAX番号:0279-88-0800 草津温泉観光協会
公式サイト

マップ

詳細情報

温泉の自然湧出量は日本一、毎分32,300L以上が湧きだす豊富な湯量を誇り、日本三名湯のひとつに選ばれている「草津温泉」。昔から「恋の病以外効かぬ病はない」と伝えられているほど、効能豊かな泉質が自慢です。 硫黄の香りが特徴的な源泉はしっとりとした肌触りで、美肌の湯としても有名。 日本有数の強酸性で殺菌効果が高く、天然のクレンジング作用によってツヤツヤ・ピカピカの肌へと導いてくれます。 また、足湯や土産屋、飲食店などが立ち並ぶ温泉街を散策するのも旅の楽しみ。 草津のシンボル的存在の「湯畑」を中心に広がるエリアに加えて、2021年には湯畑から徒歩数分の地蔵地区を整備した「裏草津」という新名所も誕生し、見どころ満載です。
▶草津温泉の特色
全て自然に湧出している自噴泉で泉質は強酸性の温泉です。温泉の湧出ケ所は数10カ所といわれていますが、個人で所有している源泉も数カ所あり、主に町で所有又は管理している源泉がほとんどで、万代源泉・湯畑源泉・白旗源泉・地蔵源泉・西の河原源泉・煮川源泉・熱の湯源泉の7源泉が代表的なものです。
▶泉質
 源泉の泉質は各源泉で若干異なりますが、主たる泉質は「酸性低張性高温泉」でpH2.0前後の強酸性であり、五寸釘を湯川の中に入れて置くと10日ほどで融けて無くなってしまいます。
 湧出源泉の中でも万代源泉は約94.5℃と高温のため、プレート式熱交換器を使用し水道水と熱交換して温度を約54℃に下げたものを浴場に利用し、万代源泉以外の源泉は温度50℃前後で湧出しているため古来よりそのまま浴用として利用されてきました。
 代表的な源泉では湯畑源泉で町の中心部の広場よりこんこんと湧き出て、訪れる観光客の目を楽しませています。
 その他、温泉を利用し道路融雪や公共施設の室内暖房などを行い温泉熱の有効利用を図っています。
▶共同浴場
 町内の適所に19カ所の共同浴場を設置して、無料にて開放し住民はもとより、観光客にもご利用いただいております。